ノンアル・エレクトロポップ。『物欲とパキラ』を児玉雨子さんと幕須介人さんと作ったのが楽しすぎて、またなんか思いついたらいつでも言ってくださいと伝えていたら児玉さんが思いついてくれた下戸のキラキラブルース。私も児玉さんもお酒飲まないけど、こういう歌ないよねって。ないんだよね。ノンアルなんだけど、落ちサビあたりからはシラフで酔っ払ってきてる感じもあって魔術的なアレンジがやばい。歌い方に変化をつけるのも楽しいレコーディングだった。なんだっけこれは♡
「だってシンデレラ」の共作詞・作曲をいたしました児玉雨子です。
一、二年ほど前に私がヘボいデモを作って「酒の力に頼らない(頼れない)、器用で難儀で今日もちゃんとしてる誰かの叫びって、まだあんまり歌になってなくない?」と伝えて渡したものを、ゆっきゅんが本当に歌ってくれました。
幕須介人さんが魔法的アレンジをしてくださり、Rec前夜までゆっきゅんがその「誰か」のことを思い抜いて歌詞を磨き上げてくれて、めでたく世にリリースされる運びとなりました。制作中、歌ってなんと素晴らしいものだろう、と何度も噛み締めた楽曲です。
ゆっきゅんは、いつも「誰か」のことを見つめています。レコーディング中も、この歌の「私」は何が好きで、何が好きじゃなくて、どんなものを譲れないで握りしめているのだろう、と「誰か」の心のうちを見抜こうとしていました。踊らされずに踊り続けていたい「誰か(きっと、あなた)」を鼓舞する歌になっていると思います。ぜひ夜中に聴いて踊ってください!
「物欲とパキラ」から約2年、同じ布陣で新曲を制作できたこと、とても嬉しいです。詞曲ともに届いた時から奇妙な具合で飛躍していて面白かったので、私はただ笑いながらビートの強化とキラキラをまぶすばかりでした。楽しいサウンドに仕上がりましたので、いつでも聴いてこっそり踊っていただければ幸いです!